C4.0. 概要

 「結晶データベース」 機能は、約2万1千件の結晶構造についての検索およびインポート機能を提供します。
このデータベースは”American Mineralogist Crystal Structure Database”に基づくものです。この結晶データを使用する際は、http://rruff.geo.arizona.edu/AMS/amcsd.phpをよく読んで、次の文献を必ず引用してください。
Downs, R.T. and Hall-Wallace, M. (2003) The American Mineralogist Crystal Structure Database. American Mineralogist 88, 247-250.


C4.1. 検索結果テーブル

 データベースに含まれている結晶が表示されます。検索条件を入力されている場合は、特定の条件に合った結晶のみが表示されます。
 テーブル中の任意の結晶を選択すると、メインウィンドウの「結晶情報」 にその結晶の情報が転送されます。 「結晶リスト」に追加したい場合は、「追加」あるいは「選択結晶と入れ替え」ボタンを押してください。


C4.2. 検索オプション

 検索条件を入力します。入力した後は「検索」ボタンあるいはエンターキーを押してください。

名前

 検索対象の結晶の名称を入力します。

元素

 「周期表」ボタンを押すと、別ウィンドウが立ち上がります。ここで検索対象の元素を選択します。各元素のボタンは押すごとに状態が切り替わります。
 ウィンドウ上部の”may or not include”, “must include”, ”must exclude”ボタンを押すと、全元素の状態を切り替えることが出来ます。

文献

 検索対象の結晶が記載されている論文名、雑誌名、著者名を入力します。

結晶系

 検索対象の結晶の結晶系を入力します。

格子定数

 検索対象の結晶の格子定数と許容する誤差を入力します。ゼロが入力されている項目は、検索時に無視されます。

d値

 検索対象の結晶が持ちうる結晶面のd-spacingと許容する誤差を入力します。
 「散乱因子を無視」をチェックしない場合、CuKα線源を想定した粉末回折ピークの中で強度が大きい(20番目まで)結晶面が検索対象となります。
「散乱因子を無視」をチェックした場合、結晶構造因子の値に関わらず、その結晶持ちうる全ての結晶面を対象にして検索が行われます。

密度

 検索対象の結晶の密度と許容する誤差を入力します。

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